標準原価を使った実際原価計算

マイクロソフト社のアクセス(access)を使って、標準原価による実際原価計算(製品別)をシステム化してみました。

使用した原価計算の基本構造は、次の通りです。

😲まず、製品ごとに標準原価を設定します。
 これに実際製造数を乗じて算出した(基準)製造費用で、
 財務会計から得られる実際製造費用を各製品に配賦し、
 それを実際製造数で割って、製品ごとの実際原価による製造単価を求めます。

😒原価計算ですから、標準原価、生産個数および実際製造費用とも1か月毎の計算を基本にします。

😁また、実際原価を計算するということは、原価差異(標準と実際の差)も把握できます。

😀さらに、原価要素別に計算しますので、生産の効率化へのポイントも把握できます。

把握する原価要素は次の通りです。

直接材料費間接材料費
直接労務費間接労務費
直接経費間接経費
製造間接費=(上記間接費の合計)

(仮称)飲食店のさいさん君(製品別原価計算システム)

ダウンロードの扱い方は、このサイトにある「ダウンロード室」をご参照ください。

中身は、標準原価から実際原価(製品別)を求める計算のステップ1、2、3です。
この3つのステップを統合し、整理したのが、「飲食店のさいさん君202511」です。

なお、ダウンロードファイルは、「コンパイル済み実行形式」となっております。
「開発形式のファイル」については、別途提供できるように準備しています。

🎼 ステップ1のチラ見です。

🎵 ステップ2のチラ見です。

🎶 ステップ3のチラ見です。

特に, 小川正樹 先生の著書にあるマトリックス表は、私のアイデアを検証するため大変参考になりました。
ほぼ同じ結果が出ましたので、アクセス(access)でシステムを構築しました。
大変感謝申し上げます。

「見える化でわかる原価情報システムの作り方使い方」小川正樹著 (2012年8月10日初版1刷)日刊工業新聞社P60~63
「技術者のための標準原価管理システム」橋本賢一著 (1999年5月30日初版第4刷)日本能率協会マネジメントセンターP169~181
「管理会計で未来の利益が増大する 実践 原価計算」橋本賢一著 (2018年10月20日初版第1刷)日本能率協会マネジメントセンターP175~198